日本三大杜氏のひとつ丹波杜氏の故郷・兵庫県丹波市の酒蔵

山名酒造がある、兵庫県丹波市は日本でも有数の有機栽培地区です。お米や野菜など多くの作物が有機栽培されています。
そして日本酒を造る職人・杜氏の所属する杜氏集団の中で、日本三大杜氏と言われる丹波杜氏が暮らす地区でもあります。
そんな環境で造られるのが「奥丹波 自然酒シリーズ」です。
日本で評価の高い酒造好適米品種のうち山田錦、雄町、五百万石の三種類の有機栽培米を原料に使用。それぞれ、◯陽酒、△雨酒、☐土酒という名称で造られており、米の呑み比べができます。
また、それぞれの有機栽培米はひとりの生産者が栽培したものです。米の栽培農家の名前が瓶に書かれています。そのため少量しか醸造できませんが、米の品質は栽培農家のお墨付きです。

山名酒造の年間総製造量は五百石(今でも蔵元の規模は”石(こく)”という単位で語られます)、約90,000L。比較的小さな蔵と言われる規模です。自然酒シリーズはこの中でも数パーセント。極少量の生産になります。この本数ですので、機械化されているところは少なく昔ながらの手作業が残ります。一升瓶の瓶の封も、再利用瓶のひび割れ確認も一本ずつ手作業です。一本ずつから蔵の気持ちが伝わってくる気がします。

米も酒も生産者の顔が見える自然酒を飲んでこだわりを感じてください。

酒蔵情報

名称山名酒造
創業1716年(303年)
住所 兵庫県丹波市市島町上田211
杜氏青木卓夫(丹波杜氏)
URLhttp://www.okutamba.co.jp/

この酒蔵のお酒

自然酒 ◯陽酒 純米吟醸
自然酒 △雨酒 純米大吟醸
自然酒 □土酒 純米吟醸
奥丹波 木桶生もと