モーツァルトの曲を酒に聞かせる岡山県倉敷市の酒蔵
菊池酒造は、昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市玉島地区にあります。
菊池酒造がある岡山県は日本で人気の酒米「雄町(おまち)」の本場です。全国の生産量の90%以上を生産しています。
NPO岡山県木村式自然栽培実行委員会では、りんごの自然栽培を初めて成功させた木村氏の指導を受け、酒米の 雄町と飯米の朝日を自然栽培しています。元々、菊池酒造は雄町を使用した日本酒「燦然(さんぜん)」を醸しています。しかし、この自然栽培米雄町を使用する銘柄では酒質を変え、スッキリとした日本酒に慣れていない人でも飲みやすい酒を造りました。それが今回ご紹介する「木村式奇跡のお酒」です。
燦然、木村式奇跡のお酒ともに酒蔵では発酵中にモーツァルトの曲を聞かせています。蔵元かつ杜氏である菊池東さんは、倉敷市交響楽団の指揮者でもあります。人がモーツアルトの曲から感じることがある様に、日本酒の酵母達にもいい影響があるのではないかと考えています。
また、飯米である朝日も、以前から岡山県で栽培されている品種で、日本酒造りにも使われていました。そのため、木村式奇跡のお酒は同じ純米吟醸で雄町と朝日の二種類を造っています。米の違いによる香りや味の違いを感じてみてください。
酒蔵情報
名称 | 菊池酒造 |
創業 | 1878年(141年) |
住所 | 岡山県倉敷市玉島阿賀崎1212 |
杜氏 | 菊池 東(備中杜氏) |
URL | http://kikuchishuzo.co.jp/ |